個別指導の先生と相性が合わない!?原因と対処法、合う先生の特徴とは?
- Morimoto
- 6月3日
- 読了時間: 7分

お子さまが個別指導塾に通う際、先生との相性は学習効果を大きく左右する大事な要素です。
実際に講師を変えた結果、期末テストの合計点が約100点も伸びた生徒もいます。
この記事では、個別指導塾の先生との相性について、合わないと感じる原因から具体的な対処法、そしてお子さまに合う講師を見つけるためのポイントまで詳しく解説します。
お子さまにとって最適な学習環境を整えるために、ぜひ最後までお読みください。
個別指導塾の先生と合わないと感じる原因とは?

個別指導塾では、生徒と先生の距離が近く、密なコミュニケーションが取られます。
そのため、先生との相性が学習効果に直結しやすいです。
実際、先生を交代したことで、お子さんの数学の成績が40点アップしたケースがあります。
親が相性が悪いと感じる場合
保護者の方が先生との相性に疑問を感じる場合、お子さまの成績や塾や自宅での様子から間接的に判断していることが多いでしょう。
①成績が伸び悩んでいる
塾に通っているにもかかわらず、成績が思うように上がらない場合、指導方法や相性が原因ではないか?と思いますよね。
実際は授業内に原因がある場合と授業外に原因がある場合があります。また、生徒の状況や学んでいることによっても成績の伸び方は変わります。
実際、高校数学や英語などの積み重ねが大切な教科だとはじめの数週間~2か月程度は結果が伴わないことが多いです。
②お子さんの態度に変化が見られる
以前は楽しそうに塾に通っていたのに、最近は行きたがらなくなったり、塾の話をしなくなったり…。お子さまの様子に変化があると、「先生との関係に何かあったのでは?」と心配になるものです。
ただし、このような場合、塾に原因があるのか、それとも別のところに理由があるのかは、すぐにはわかりません。
まずはお子さまとゆっくり話す時間を作ったり、保護者面談の機会を活用して、塾の先生に相談してみましょう。
③塾からの報告に違和感がある
塾から届く学習報告や、面談での先生の話と、お子さまの実際の様子にズレを感じることがあるかもしれません。
そんなとき、「先生はうちの子のことを本当に理解できているのかな…」と不安になるのも無理はありません。
このような場合は、一人で悩まず、塾の教室長など責任者に相談してみましょう。
担当の先生とは違う立場からお子さまの様子を見ていることもあり、具体的な対応策や今後の指導方針について話ができるかもしれません。
生徒が相性が悪いと感じる場合
お子さまが「先生と合わない」と感じている場合、その理由は案外はっきりしていることが多いものです。
「説明がわかりにくい」「ちょっと怖い」など、本人なりの感じ方があります。まずはお子さまの話にしっかり耳を傾けることが大切です。
①解説がよくわからない
最もよくある理由の一つです。先生の解説が理解しにくい、質問しにくい雰囲気がある、といった理由で、学習内容が頭に入ってこないと感じる場合があります。
新人講師が担当に場合や実力が十分ではない講師が担当している可能性が高いです。
②先生の話し方や雰囲気が苦手
声のトーン、話すスピード、表情、態度などが、お子さまにとって不快に感じる場合があります。思春期のお子さまの場合、些細なことがきっかけで苦手意識が生まれることも少なくありません。
③質問しにくい
質問すると嫌な顔をされる、一方的に話されて質問する間がないなど、疑問を解消できない環境だと、勉強へのモチベーションも下がってしまいます。
一方的なやりとりではなく、双方のコミュニケーションが多い指導の方がやる気が出る生徒が多いようです。
④性格が合わない
先生と生徒の性格が合わないと、相性の悪さにつながることもあります。
たとえば、おとなしい生徒には、穏やかで話しやすい先生が合うことが多いです。
一方で、活発な生徒にとっては、あまりにも物静かな先生だと話しかけづらく、居心地の悪さを感じることもあるかもしれません。
相談して解消できる場合もあれば、講師の交代に踏み切った方がいい場合もあります。お子さんの話をよく聞いたうえで必要があれば塾の責任者等に相談してみましょう
塾の先生が合わないときにできる対処法4つ

学校とは異なり、塾では「先生が合わない」と感じた場合に柔軟な対応が可能です。
ここでは、具体的な対処法を4つご紹介します。
①先生を交代してもらう
個別指導塾の大きなメリットは、講師の交代が可能な点です。お子さまと先生の相性に悩んでいる場合は、遠慮せずに塾へ相談しましょう。
相談の際のポイント
具体的な理由を伝えましょう。「教え方が合わない」「質問しづらい雰囲気がある」など、理由を明確に伝えることで、より適した講師を選んでもらいやすくなります。
教室長に相談しましょう。講師変更の判断権限を持つ教室長に、まずは状況を説明しましょう。
②要望をはっきり伝えて改善を依頼する
先生の交代が難しい場合や、改善の余地があると感じる場合は、要望を具体的に伝えることで状況が改善されることもあります。
相談の際のポイント
要望は具体的に伝えましょう。「授業のペースをゆっくりにしてほしい」「質問の時間を設けてほしい」など、明確な希望を伝えましょう。
③ 別の塾に転塾する
上記の対処法を試しても改善されない場合は、思い切って転塾を検討するのも一つの手です。
転塾の際のポイント
無料体験授業を活用しましょう。無料体験授業で担当した講師がそのまま、担当になるケースが多いです。そのため、無料体験授業は先生との相性を判断する大事なチャンスになります。
複数の塾を比較検討しましょう。焦らずじっくり比較しましょう。大手塾は大学生講師が多く、当たり外れが多いです。また小規模な個別指導塾は経営者の方針によって先生の質が大きく変わります。
お子さんと相性の良い塾講師を見つけるためには?

個別指導で相性の良い先生を見つけるにはどうすればいいでしょうか?
ここでは現役個別指導講師の立場から、相性の良い塾講師を見つけるポイントを3つ紹介します。
①「どんな先生が苦手か」を先に洗い出しておく
相性の良い先生を見つけるためには、逆に「合わない先生の特徴」を具体的に把握することが近道です。
たとえば、
「厳しすぎると萎縮してしまう」
「雑談ばかりだと集中力が切れる」
「質問しづらい雰囲気だと困る」
など、過去の経験やお子さんの性格から苦手な指導タイプをリストアップしましょう。
この情報があれば、講師の希望を伝える際に伝わりやすくなるでしょう。
② 体験授業を活用する
体験授業は講師との相性をはかるうえでとても大事なチャンスになります。
多くの塾では体験時の先生=実際の担当者となっていますが、そうではない塾もあるので注意が必要です。
中には、体験授業だけ営業力のあるベテラン講師が対応し、入塾後は別の先生に引き継がれるケースもあります。
体験を申し込む際には、実際に担当予定の先生との授業が受けられるかどうかを事前に確認しましょう。
③ 口コミ・体験者の声を積極的に聞く
塾のホームページやパンフレットだけではわからないのが、「先生の人柄」や「教室の雰囲気」。
だからこそ、通っているお子さんや保護者の声が貴重なヒントになります。
難しいですが、お子さんの学年や性格が似ている子の保護者に話を聞けると、より具体的な参考になります。
まとめ
個別指導塾での学習効果は、「先生との相性」に大きく影響されます。
お子さまが「先生と合わない」と感じる理由は様々で、解説のわかりやすさや話し方、性格の違いなどが関わっていることが多いです。
保護者の方もお子さんの成績や態度の変化から気づくことがあるでしょう。
合わないと感じた場合は、まずお子さまの声に耳を傾け、塾の教室長など責任者に相談してみることが重要です。
個別指導塾では講師の交代や指導方法の調整が可能な場合が多いため、遠慮せず希望を伝えましょう。
さらに、お子さまにぴったりの先生を見つけるためには、
苦手な先生の特徴を明確にする
体験授業で実際の担当講師と会う
口コミや経験者の声を参考にする
これらの準備をしっかり行うことがポイントです。
お子さまが安心して学べる環境を整え、成績アップや学習意欲の向上につなげていきましょう。