塾の授業が難しい?集団指導塾でついていけない時の対処法
- Morimoto
- 3月21日
- 読了時間: 4分

集団指導塾では、授業スピードが速く、一定の学習習慣や自学力が求められます。しかし、何らかの理由で授業についていけなくなると、授業がだんだんとつまらなくなっていき、勉強へのモチベーションも下がる悪循環に陥りがちです。
授業についていけなくなる原因として、以下のようなケースが考えられます。
・一度の欠席や理解不足がきっかけで、授業内容が分からなくなった
・質問ができず、分からないまま放置してしまった
・集団塾のレベルやコースが生徒に合っていない
・自学自習の習慣が身についていない・部活動や習い事で勉強時間が確保できていない
このような場合、適切な対処法を講じることで状況を改善できます。
生徒の状況によって対処法は異なる

授業についていけないといっても、現在の状況によって対処法は違います。
授業に対する姿勢や学習方法を改めることでついていけるようになることもありますし、逆にお子さんの学力レベルと集団授業があっていないという場合も考えられます。
1.集団塾の授業の理解にやや遅れがある/部分的にわからなくなっている
この段階であれば、クラスを下げたり転塾せずに対処できることが多いです。なぜなら、自学自習の習慣が身についている可能性が高く、適切なサポートを受けることで理解の遅れを取り戻せるからです。
まずは、自学自習を継続しながら、授業後に講師へ積極的に質問する習慣をつけることが大切です。塾に自習室がある場合は積極的に活用し、疑問があればその場で解決するよう心がけましょう。わからなくなった時点ですぐに対応する姿勢が身につけば、今後も安定して授業についていけるようになります。
また、サポートが充実している塾であれば、個別に教材を用意してくれたり、補講の時間を設けてくれる場合もあります。お子さんが自分から働きかけることが難しい場合は、保護者の方から塾に相談し、サポート体制を確認してみるのも良いでしょう。
2.集団塾の授業の内容がほとんどわからなくなっている/ついていけない
この場合は、クラスを下げることや転塾を検討したほうが良いです。この状況では、お子さんだけの力で挽回するのが難しく、現在の授業についていけないままでは学習意欲の低下につながる可能性があります。クラス分けされている場合は、お子さんの学力に合ったクラスに下げることを塾側に相談してみてください。
また、お子さんに集団授業の塾が合っていない可能性も考えられます。大人数の授業では質問しづらかったり、自分のペースで学習できなかったりすることが負担になっているかもしれません。
その場合は、個別指導塾や家庭教師、オンライン指導など、お子さんに合った学習環境を検討するのも一つの方法です。お子さんの学習状況や性格に合わせて、最適な学習スタイルを見つけていきましょう。
3.集団塾の授業に全くついていけない
この場合は、転塾を検討したほうがいいでしょう。授業に全くついていけない状態が続くと、お子さんの学習意欲がさらに低下し、苦手意識が強まる可能性があります。このケースでは、学力の問題だけでなく、自ら進んで学習する習慣が身についていないことが大きな原因となっていることが多いです。
そのため、個別指導塾への転塾を検討し、一人ひとりのペースに合わせた指導を受けながら、学習習慣や学習方法を身につけることが重要です。個別指導であれば、講師が丁寧にサポートしながら学習の進め方を指導できるため、お子さんに合った学習スタイルを確立しやすくなります。
また、学習習慣を身につけるために、家庭学習のサポートも大切です。たとえば、毎日決まった時間に机に向かう習慣をつけたり、短時間でも集中して取り組める環境を整えたりすることで、少しずつ勉強への抵抗感を減らしていくことができます。お子さんの学習意欲を高めるためにも、小さな成功体験を積み重ねながら、自信をつけていけるような環境を整えていきましょう。
まとめ
集団授業には優れているところが多くあります。同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境は、学習意欲を高める大きな要因になります。また、競争意識が刺激されることで、自然と努力する習慣が身につきやすいのもメリットの一つです。
しかし、一方で授業のスピードについていけなくなったり、質問しづらかったりと、集団授業が合わないケースもあります。大切なのは、お子さんの現在の状況をしっかり見極め、適切な学習環境を選ぶことです。塾のサポートを活用しながら対策をとることで、成績の向上や学習習慣の確立につなげることができます。
お子さんに合った学習方法を見つけ、無理なく学びを続けられる環境を整えていきましょう。