札幌で中学受験を考えるご家庭へ｜最新情報・学校別特徴・対策まとめ
- Morimoto
- 9月21日
- 読了時間: 4分
近年、札幌での中学受験を希望するご家庭が増えています。
公立だけでなく、特色ある私立中学校や中高一貫校が人気を集め、受験対策のスタート時期も早まってきました。
この記事では、札幌における中学受験の最新情報を整理し、各学校の特徴や受験対策、費用の目安までまとめてご紹介します。
札幌の中学受験事情
札幌市を中心とする中学受験は、首都圏ほど過熱してはいませんが、教育に投資する家庭の増加とともに確実に広がっています。特に以下の点が特徴です。
試験は 1月上旬〜中旬 に集中
公立（開成中等教育学校など）は「適性検査」形式
私立は学力試験・面接・作文など多様
複数校を併願するケースが増加
単に学力だけではなく、表現力や思考力を重視する学校が増えており、早期からの準備が求められます。
札幌で受験可能な主な中学校
公立・国立系
札幌開成中等教育学校 公立一貫校。2種類の適性検査（記述中心）＋グループ活動。思考力・表現力・協働性を重視。
北海道教育大学附属札幌中学校 附属小からの内部進学組が多いが、外部受験も可能。高校はないため、3年後は別途受験が必要。
私立校（代表例）
北嶺中学校（男子校） 医学部進学実績が全国でもトップクラス。全員で柔道・ラグビー・登山などに取り組む独自教育。
立命館慶祥中学校 国際教育・探究学習に力を入れる。難関大・医学部志望向けのSPコースあり。
札幌日本大学中学校 コース制（アクティブ／スーパーアクティブ）。進学先の多様さが特徴。
札幌光星中学校 伝統校としての安定した進学実績がある。近年では特に理系・理工系の進学実績が強い傾向が見られる。
札幌大谷中学校 医進選抜コースやアスリート・アートコースなど個性を伸ばすカリキュラム。
藤女子中学校（女子校） 北海道唯一の女子一貫校。近年は高校募集も再開し、多様な進路に対応。
北星学園女子中学校 130年を超える伝統。英語教育や探究学習を重視。
札幌の中学受験対策｜学力面と生活習慣
1. 学力の目安
目安としては、小学校の単元テストで安定して高得点を取れること（例：上位～高得点帯）に加え、応用力や記述力が求められる点を意識してください。
単に暗記するだけでなく、問題の意図を読み取り自分の言葉で説明できる力が重要です。
2. 表現力・思考力の養成
特に私立中学では入試形式が多様化しており、小学生のうちから表現力・思考力をつけていくことが大切です。そのためにも以下のような取り組みが必要になります。
適性検査や作文に備え、本を読む習慣・要約練習を積む
家庭での会話で「なぜそう思う？」と考えを言語化させる
ニュースや身近な課題をテーマに意見交換
3. 学習環境の選び方
中学受験をする小学生の多くが塾や家庭教師を利用しています。
塾：体系的なカリキュラムと模擬試験で総合的な力をつける。集団指導で刺激を受けるタイプに向く。
家庭教師：個別の弱点補強や志望校別対策が可能。自宅学習の習慣化が必要な子に適する。
お子さまの性格（集団で伸びるか、個別の方が安心か）を踏まえ、選ぶことが成功への近道です。
中学受験のメリットとデメリット
中学受験するうえでのメリット・デメリットはしっかりと押さえておきましょう。
メリット
中高一貫で6年間、大学入試を見据えた学習が可能
教育方針や校風を選べる
早くから質の高い学習環境に入れる
デメリット
経済的負担が大きい
小学生から受験勉強に追われ、遊びや体験が制限される
合格後も学習スピードが速いため、自己管理力が必要
費用の目安は？？（公立 vs 私立）
公立中学校：年間 約40〜50万円（制服・教材・活動費など）
私立中学校：年間 約120〜130万円（授業料40〜50万＋交通費・施設費など）
→ 3年間での総額は公立と比べて 約3倍。ただし、私立は高校受験がなく、その分の塾代が抑えられるケースもあります。
親子で取り組むべきこと
中学受験は「親子受験」とも言われます。
学校説明会やオープンキャンパスに早めに参加
受験校の「校風」が子どもに合うかを確認
家庭で「自分で考えて決める」習慣を育てる
受験勉強だけでなく、日常生活の中で主体性を養うことが合否を分ける大きな要素になります。
まとめ｜札幌で中学受験を成功させるために
札幌の中学受験は、確実に広がりを見せています。公立・私立ともに「思考力」「表現力」を問う傾向が強まっているため、学力＋日常生活での思考習慣が合格の鍵になります。
志望校の特徴を把握し、早めに対策を始める
塾・家庭教師など外部サポートを賢く利用する
家庭での読書・対話で表現力を伸ばす
経済的な面や進学実績だけでなく、お子さまの性格や将来の希望に合う学校を見極めることが、受験成功につながります。
