【親ができること】中学生の成績が悪い原因と挽回方法とは?
- Morimoto
- 5月11日
- 読了時間: 5分

こんにちは、LTLスクール講師の森本です。
本日の記事のテーマは「中学生になって成績が落ちる原因と挽回方法について」です。特に保護者様にできることについて紹介していくのでぜひご覧ください。
「中学生になってうちの子の成績が下がってしまった」「勉強しているように見えるのに成績が上がらない!」 実はそうした悩みを抱える保護者の方は少なくありません。
中学生は体も心も成長し、勉強が難しくなる変化の大きい時期です。そのため、勉強に対する姿勢や成績も、大きく影響が出やすいです。
この記事では、中学生の成績が悪くなる主な原因とその対処法、そして親としてできるサポート方法をご紹介します。
中学生の成績が悪くなる原因

1. 勉強習慣が身についていない
小学校までは授業についていけていた子でも、中学校に入ると勉強量や難易度が一気に上がります。定期テストや内申点なども加わり、ただ授業を聞いているだけでは成績がついてこなくなります。
「家で勉強する習慣がない」「提出物をギリギリにやっている」といった場合、成績が徐々に下がっていく可能性が高いです。
2. 学習内容のどこかで挫折している
中学の勉強は積み重ねが大切です。一度つまずいた単元を放置してしまうと、次の単元の理解にも影響が出て、成績がどんどん悪化します。
特に数学や英語は、過去の内容が基礎となるため、早めの対処が必要です。
3. 勉強方法のコツを知らない
中学生の学習量や難易度は、小学生の内容とは比べものにならないため、コツをおさえて勉強することが大切です。
勉強のコツは以下の5つです。
授業を良く聞き、復習すること。
教科書を中心に理解する
学校で配布されたプリントや問題集を使うこと。
解いた問題は必ず答え合わせをすること。
問題集は2周以上すること
大切なのは基礎を徹底して固めることです。基本的に独学では効率が悪いため、学校の授業を活用しわからないことは積極的に学校や塾の先生を頼るべきでしょう。
4. モチベーションの低下
「なんで勉強しないといけないの?」という状態では、やる気が出ません。
部活や友達との時間が楽しくなり、勉強の優先順位が下がってしまうのもよくあることです。進路や将来のイメージがないと、勉強への意味を見出せず、結果的に成績も下がっていきます。
また、親による過干渉もモチベーションの低下につながる原因の一つになります。実はやらされる勉強はあまり成果につながりにくいです。
やらされる勉強の危険性についてはこちらの記事でも解説しているのでぜひご覧ください。
>>「なぜやらされる勉強は成果につながりにくいのか」
5. 勉強したつもりになっている
実は勉強しているつもりなのに成績が上がらないと嘆く中学生はほとんど勉強していないことがあります。
たとえば、
勉強しているつもりが無意識にスマホをいじってしまっている
机の上に座っているだけでほとんど勉強していない
などのパターンがあります。
この場合は子供にやる気がないということではなく、どちらかというと勉強に集中できない原因があることが問題です。
このパターンの子はとくにテスト前や提出物の締め切り前に焦る傾向が強いです。
中学生の成績を挽回するために親ができることは?

成績が落ちてしまったとき、あせってしまうのは仕方がないことです。しかしながら、焦って間違った対応をしてしまうと、かえって逆効果になることがあります。
ここでは、親としてできる「正しいサポート」と「やってはいけない対応」をセットでご紹介します。
1. 子どもの話をしっかり聞く
まず大切なのは、子どもが今どんな気持ちで勉強に向き合っているかを理解することです。「なぜ成績が下がったのか」を親の目線だけで判断せず、子ども自身の気持ちや悩みに耳を傾けましょう。
やってはいけないこと:
「なんでこんな点数なの!」と頭ごなしに怒る
「もっと頑張りなさい」と抽象的に責める
これらは子どもの自己肯定感を下げ、モチベーションを奪ってしまいます。結果的に勉強から心が離れてしまう可能性があります。
2. 学習環境を整えてあげる
スマホやテレビなどの誘惑が多い場所で勉強していては、集中力が続きません。リビングやダイニングなど、親の目が届きやすく誘惑の少ない場所で勉強するよう工夫してみましょう。
もし、お子さんが親の前で勉強することを嫌がったり、環境の整備が難しい場合は塾や学校の自習室の利用の利用も検討してみましょう。
やってはいけないこと:
「自分の部屋でやりなさい」と丸投げする
ずっと監視して、プレッシャーをかけ続ける
「見守ること」と「干渉すること」は違います。子どもの自主性を尊重しながらも、適度な距離感で環境を整えることが大切です。
3. 小さな成功体験を積ませる
子どもが「できた!」「わかった!」と感じられるような機会を増やすことで、勉強への意欲が高まります。たとえば、簡単な問題から始めて徐々に難易度を上げるなど、スモールステップを意識しましょう。
やってはいけないこと:
高すぎる目標を押しつける(例:「次は90点以上取れ」)
他の子と比べる(例:「〇〇ちゃんはもっとできてるのに」)
他人との比較ではなく、子ども自身の「前よりもできるようになった」ことを認めてあげることが大切です。
まとめ
中学生の成績が下がる原因には、学習習慣・勉強方法・モチベーションなど、さまざまな要素が絡んでいます。そしてその多くは、親の接し方やサポートによって改善することができます。
大切なのは「責める」のではなく「寄り添う」こと。親が冷静に子どもの変化を受け止め、適切にサポートすることで、成績は必ず回復へと向かいます。
もし「何から始めていいかわからない」「自分の子どもに合った方法がわからない」とお悩みでしたら、ぜひLTLスクールにご相談ください。
お問い合わせはこちら!