中1で勉強についていけない…その原因と家庭でできる対策とは?
- Morimoto

- 2025年7月14日
- 読了時間: 5分

「うちの子、最近ぜんぜん勉強についていけてないみたいで…」
中学1年生の保護者の方から、こういった声を聞くことがよくあります。
実はこの悩み、中学生の多くがぶつかる壁です。
特に中学入学から最初の定期テストまでは、学習のギャップに戸惑う子どもが急増する時期です。
では、なぜ中1で勉強についていけなくなるのか?その原因を整理し、親としてできるサポート方法や、お子さんが前向きに取り組める具体策をお伝えします。
なぜ中1で勉強についていけなくなるのか?

中学生になってから勉強についていけなくなる理由は主に3つあります。
1. 小学校からの「勉強のギャップ」
小学校までは「なんとなく」で乗り切れていた子が、中学の数学や英語でつまずくことがよくあります。
ある生徒は、「小学校のテストはいつも90点以上だったのに、中学に入ったら全然点が取れなくなって…」と自信をなくしていました。
特に数学の文字式や方程式、英語の文法と単語の多さは、感覚で解けた問題が急に“論理”になってくるので、戸惑うのも無理はありません。
2. 授業スピードが速くなる
中学では1日5~6教科をこなし、しかも先生ごとに教え方も違います。
「わからない」と思っても、そのまま次の単元に進んでしまい、結果的に置いていかれる生徒も少なくありません。
3. 自学力が求められるようになる
小学校では学校だけで完結していた勉強も、中学では家庭学習が前提となります。
「何を・いつ・どれくらい勉強するか」を自分で考えないと、学習習慣が崩れていく一方です。
こんな兆候があれば要注意!
「勉強についていけないかも?」というお子さんのサインには、以下のようなものがあります。
テストで平均点を大きく下回る
「やってもムダ」と言い出す
宿題以外は一切勉強しない
学校の話をまったくしなくなる
ノートや教科書がぐちゃぐちゃ
1つでも当てはまるなら、早めに対応してあげましょう。
家庭でできる!中1の勉強遅れを防ぐ・立て直す5つの対策

1. つまずいている単元を特定して「戻る」
特に数学や英語は、前の単元の理解が必須です。
「どこからわからなくなったのか」を一緒に振り返り、必要なら小学校の内容まで戻って復習しましょう。
おすすめは市販の「教科書ワーク」など、教科書に準拠した教材です。1ページずつ進めることで、達成感も得やすくなります。
2. 「予習→授業→復習」の学習サイクルを習慣化
中学の授業は一度つまずくと、そのまま次の単元へ進んでしまうため、理解が追いつかないままになることも珍しくありません。
そのため、日々の中で「予習→授業→復習」という学習の流れを意識づけることが大切です。
予習では、教科書にざっと目を通し、「どんな内容なのか」「何が分からなさそうか」を把握するだけでも十分です。
授業では、予習で気になった点を意識しながら先生の話を聞くと、理解度がぐっと高まります。
復習は、当日中にノートや教科書を見返し、「どこがわかって、どこが曖昧だったか」を整理しましょう。
この3ステップが習慣化すれば、授業内容の理解度は大きく変わります。
毎日短時間でも勉強時間を確保する
いきなり「1時間勉強しよう」と言っても、なかなか続きません。まずは「1日15分」から始めるのがポイントです。
短時間でも、毎日続けることで勉強が習慣になります。慣れてきたら徐々に時間を延ばし、「気づけば1時間勉強できていた」という状態を目指しましょう。
「質問する力」を育てる
わからないことをそのまま放置せず、「人に聞く」ことができる力は、中学以降の勉強でとても重要です。
学校の先生、塾の講師、家族、友達——誰でもいいので、「わからない」をそのままにしない習慣を身につけさせましょう。
「どこがわからないのか自分でも分からない」ときは、教科書やノートを一緒に見ながら「何が理解できていないのか」を一緒に整理してあげるのも効果的です。
勉強に前向きになれる環境を整える
環境づくりも、勉強習慣をつける上で非常に大切です。
勉強する場所はなるべく静かで明るく、テレビやスマホのない空間にする
机の上は必要なものだけにして、散らかりを防ぐ
「〇〇が終わったらゲームOK」など、メリハリのあるルールをつくる
また、「〇日連続で勉強できたらシールを貼る」など、達成感を視覚化する工夫もやる気アップにつながります。
中1で勉強についていけない子を支える親の関わり方
勉強がうまくいかないと、子どもは自信を失い、ますます勉強から遠ざかってしまいがちです。そんなときこそ、親の声かけや関わり方が大きな支えになります。
1. 結果より「努力」を認める
「テストの点が悪かった」と落ち込んでいるときに、「もっと頑張らないと」ではなく、「毎日続けてるの偉いね」「少しずつできるようになってきたね」と、過程を認める声かけが効果的です。
子どもは「見てくれている」と実感し、自信につながります。
2. 一緒に学習計画を立てる
「勉強しなさい」だけではなく、一緒に1週間の学習計画を立ててみましょう。「いつ・何を・どのくらい」やるかが決まると、やるべきことが明確になり、取り組みやすくなります。
ポイントは、詰め込みすぎず、実行できる範囲で作ること。達成感を積み重ねることが、勉強の自立にもつながります。
3. 「相談できる雰囲気」を作る
日頃から子どもと会話し、「最近どう?」「授業ついていけてる?」など、勉強の話題を自然に出すことが大切です。
「何か困っても話せる」と思える環境が、子どもを安心させます。
それでも不安なときは…
すべてを家庭だけで解決する必要はありません。「どこがわからないのか分からない」「家庭だと集中できない」など、本人の力だけでは難しいこともあります。
その場合は、塾や個別指導、家庭教師などの外部サポートを検討しましょう。
特に個別指導型の塾では、一人ひとりの理解度に合わせて指導してくれるため、勉強の遅れを効率よく取り戻せます。
最後に
「中1で勉強についていけない」と感じたときに大切なのは、「早めに気づき、対策を始めること」です。勉強は一度つまずくと雪だるま式に遅れやすくなりますが、逆に小さな成功体験を積み重ねれば、自信とやる気は取り戻せます。
焦らず、一歩ずつ。一人で抱え込まず、家庭と学校・塾のサポートを上手に使いながら、前向きに乗り越えていきましょう。


